役者インタビュー第二弾!
新入生コンビ、一年目にして何年もアトリエに住んでいる風格を宿す一年戸水が、理系・合唱とコギトに珍しい要素を持つ二年松野にインタビューしてきてくれました🌟
10月になり、太陽の南中高度も低くなってまいりましたが、皆様風邪などは引いておりませんでしょうか。私は軽く風邪をひきました。季節の変わり目、体調管理には気をつけましょう。……は?31℃?ぶっ飛ばすぞ?もう10月じゃないか。……さてこんにちは。役者・1年の戸水です。(注:インタビュー時は10月の上旬でした。今ではすっかり冷え込んで…困ったものですね。)
本日は2年生、松野匠さんのインタビューでございます。しばしお付き合いください。
戸水「じゃあ、ま、お願いします。」
松野「よろしくお願いしま~す。」
さすがコミュ障陰キャの戸水。固い固い。インタビュアーに向いてないぞこりゃ。でもそうは言ってもインタビューは続きます。とりあえず自己紹介をお願いしました。
松野「明治薬科大学、薬学部薬学科2年の松野匠です。」
薬学部ですって。なんか強そう。文系の戸水、怖がりつつも聞いてみます。
戸水「今はどんなこと勉強しているんですか?」
松野「まだ基礎科目だね。例えば、薬をつくる上で有機化学の知識が必要だからじゃあ有機化学勉強しようね~とか。なんか高校の授業みたい。」
有機化学だと。高2の化学の授業でベンゼン環やら芳香族やらを聞いたような気がしますが……、いやあ無理だ。蕁麻疹出そう。理系すごい。
松野「数学もやってて、今は統計学の授業を受けてるよ。」
数学もやり化学もやり、いや~ゴリゴリの理系。カッケエなあ。
松野「でもあれだよ、薬学部行った理由なんてヒドイよ、『受験科目が少ないから』だよ。何日か前に留年がかかったテストがあったんだけど、ギリギリ通ったし。」
前言撤回。いやあ、「大学生」ですね(バカにしているとかそのような意図は全くございません、悪しからず)。
戸水「じゃあ趣味とか聞いてもいいですかね。」
振る話題にセンスが無い。結局趣味聞くやん。
松野「趣味か……音楽かな。やっぱり。」
戸水「ほうほう。どういうの聴いたりします?」
松野「聴くっていうより、やる側かな。子どもの頃からピアノやって、電子オルガンやって、んでドラムやって、合唱やってって感じ。」
開いた口が塞がらないとはこういうことでしょうか。ろくに楽器もできず、合唱経験は中学の合唱コンだけ、カラオケで採点をつけても88点の域を超えない自分からすると輝いて見えます。音楽が趣味って言える人かっこいいなあ。…かっこよくない?
さてそんな松野さん、現在も高校時代の同級生と合唱を続けています。
松野「東京都の合唱連盟が、春に『春コン』ってのをやってるんだけど、それにノリで出てみたらまさかの金賞2位で」
強い。強すぎるぞ。金賞だと?なんだこの人は。ちょっとずつ精神的に松野さんと遠ざかっていくのを感じます。
戸水「どんな曲を歌われるんですか?」
松野「まあ日本語の合唱曲だよね。僕は英語、ドイツ語、フランス語とか、そういうの全然好きじゃなくてできないからさ。言語系はホントに駄目。結構ラテン語とかで歌われる曲も多いんだけどね。」
遠ざかりかけた距離が一気に近くなりました。良かった。語学は難しい。うん。いやホントにスラスラ英語を話したり読んだりする人、どうなっとるん?というお気持ち。
さてじゃあそろそろ例の質問にいってみましょうか。
戸水「ここではないどこかへ行けるとしたら、どんなところに行ってみたいですか?」
松野「それなあ……それすっげえ難しい質問だと思うんだよねぇ。まあ海外かな…、海外に行ってみたいね。小さいときにイタリアに行って、高校の修学旅行でカナダに行ったんだけど、英語できないからさ、んで一緒に行った友達がバリバリ英語できたから、なんか全部通訳任せちゃって。行った意味なかったなってくらい日本語ばっかりしゃべってたんだよね。だから…ひとりで海外に行ってみたいかも。で、苦労したい。」
戸水「ああ、なるほど」
松野「1カ月くらい行ってみて…なんか、文化の違いとかもあるじゃん」
戸水「ありますね。」
松野「そういう知らないことを直接見て、肌で感じたいね。」
いやあ深いなあ(小並感)。というか文字に書き起こして気付いたけど自分相槌打つの下手すぎん?……まあいいか、もう一つの質問、いってみましょう。
戸水「あなたではない誰かになれるとしたら、どんな人になりたいですか?」
松野「この質問も難しいよねえ…。まあ自分とは違う人……自分と同じ人はいないけど、自分と全然違う人って、頭の中どうなってるんだろうってすごい思うんだよね。いいなあって意味で。まあここにいる人たち(休憩中に黙々とスマホを触る現代っ子役者陣)も本当にそうだし……、『なんでそんなことを思いつくんだろう?』とかさ、演技しても『なんでこんなにきれいな動きをするんだろう』『良い発声をするんだろう』とか思うんだよね。」
おじいちゃん・桃山役の松野さん。僕としても「演技の幅が広いなあ、どうしてそんな動きが思いつくんだろう」「面白く動ける人だなあ」と思うことばかりです。
松野「だから、自分が持ってないものをたくさん持っている人になってみたいなあ。そういう意味ではね、性別が違うだけでもう全く違うじゃん。いや別にオカマになりたいわけではないんだけど、女子のフリをするシーンを演じるわけで。そういうシーンで、じゃあどういうふうにその人は生きているんだろうか…とか思うじゃん。」
深い。深いぞお(小並感その2)。
戸水「じゃあ最後に意気込みをお願いします」
松野「広報をやって、役者をやって、こんなにがっつりコギトに関わるのは初めてなのでいろいろ皆さんにご迷惑をかけるような気もするんですが、できる限り精いっぱいやって、みんなといい舞台にしたいですね。」
そうでした。なんと松野さんは役者と広報を兼任しています!(めちゃめちゃ今更すぎる)
ツイッターの更新を担当していますので、何卒劇団コギトのツイッターアカウントをフォローして逐一ツイートにも目を通していただけると幸いです。
そんな多忙な松野さんのコギトでの初舞台、ぜひ観にいらしてください。では。